「フィリピン不動産の今後の相場の見通しは明るいのか?」
「フィリピンコンドミニアムを検討中だが、今が買い時なのか気になる」
こんな疑問をお持ちではないでしょうか。
フィリピン不動産価格相場は、2010年から2020年まで右肩上がりに上昇し続けてきました。現在はパンデミックにより落ち着いてきていて、また次いつ上昇するか判断が難しいところだと思います。本記事ではフィリピン不動産の相場について客観的なデータを交えてわかりやすく解説します。
売買から管理まで一気通貫。
フィリピンで最も面倒見の良い不動産屋
アベ教授
フィリピン不動産ブローカー”アベパッド”代表。マニラ在住。マカティ、BGC、マンダルヨンエリアの中古コンドミニアム売買を専門的に扱う。自身もコンドミニアム保有。著書「フィリピン不動産で人生変わった」
フィリピン不動産の価格推移
フィリピン不動産全体は横ばい、コンドミニアムは上昇傾向
フィリピン不動産の現在の相場
フィリピン不動産相場の2022年までの動向についてまとめると、以下の通りです。
- 2020年7月に最高値更新
- その後パンデミックによりフィリピン不動産相場は大幅下落
- 2021年〜2022年は、底値から若干回復し、落ち着いている
フィリピンコンドミニアムの現在の相場
フィリピン中央銀行は、2022年6月「2022年第1四半期の住宅用不動産価格は上昇を続けている」というプレスリリースを公開しました。
コンドミニアム価格は、前年同期比14.7%上昇しており、パンデミック後上昇基調を続けています。
- 2020年7月に最高値をつけ、一時的にパンデミックで下落
- フィリピン不動産の中でもコンドミニアムが堅調に相場が上がり続けている
- 2022年のフィリピンコンドミニアム価格は2021年と比べて約14.7%も上昇
フィリピン不動産の2024年の動向予想
2024年以降の、フィリピン不動産相場の動向についてまとめると、以下の通りです。
- パンデミック後の住宅価格は、一戸建てを除いて右肩上がり
- 継続した経済成長により、不動産価格の上昇が見込める
- パンデミック前の価格に徐々に戻ってきていて、再び継続的な上昇トレンドとなる可能性が高い
フィリピン不動産相場に与える影響
フィリピン不動産の価格に大きな影響を与える3要素
フィリピンの相場に与える影響を与える要因は、以下の3つです。
- 人口増加に伴う住宅需要の拡大
- 国民所得GDPの増加
- 海外の投資家による資金の流入
人口増加に伴う住宅需要の拡大
フィリピン不動産相場の変動の要因1つ目は、人口です。現時点でフィリピンの人口は、約1億1,250万人と日本とほぼ変わらない人口を誇り、2050年時点での人口は1億5000万人と予測されていています。(日本の人口は1億2550万2千人)
フィリピンは、人口に対して労働生産人口が約3分の2を占めているのも特徴的で、出稼ぎでマニラ郊外からマニラ首都圏への移住者も年々増加していることから、特にマニラ首都圏に関しては住宅需要拡大の期待が大きいといえます。
安定した経済成長
経済成長率と不動産価格は概ね連動すると言われています。
フィリピンは、2012年からパンデミックまで例年6%以上の経済成長率となっています。
更に国際通貨基金(IMF)は2022年のフィリピンの実質GDP成長率予測を前年比6.7%増と予測しています。
経済成長に伴いフィリピン国民の所得も増えていて、所得増加に伴いフィリピン国内の物件もボリュームゾーンが低価格帯から中価格帯へ徐々にシフトしつつあります。
海外の投資家による資金の流入
2023年竣工予定ウェスティンホテルが手がけるアジアの高級レジデンス”ウェスティンマニラソナタプレイス”2024年竣工予定の野村不動産、三越伊勢丹HDS、フェデラルランド社が合弁で手がける”ザシーズンレジデンス”がなど続々と外資の高級レジデンスが開発されています。
国際的なブランドの名がついたコンドミニアムは海外投資家からの資金を呼び込み、住宅価格の大きな底上げ要因となります。
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