フィリピンに移住して真っ先に必要なインフラであるインターネット。フィリピンのWi-Fiの申し込みは日本とは勝手が違って最初は手こずる方が大半です。今回はフィリピン在住者が現地のWi-Fi事情を実体験から解説します。
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アベ教授
フィリピン不動産ブローカー”アベパッド”代表。マニラ在住。マカティ、BGC、マンダルヨンエリアの中古コンドミニアム売買を専門的に扱う。自身もコンドミニアム保有。著書「フィリピン不動産で人生変わった」
フィリピンで使えるWi-Fiの種類
光回線
いわゆる通常の月額で払うタイプの家Wi-Fiになります。フィリピンでは、Simカード、プリペイドWi-Fi、ポケットWi-Fiには原則無制限プランがないため、無制限でガンガンデータを使いたいという場合は、光回線に申し込み一択となります。
- 速度:プランにもよるが3つの中で一番早い
- 初期費用:1万ペソ前後(ルーター代+設置費用+前払い金2ヶ月)
- 月額費用:1500ペソ〜3000ペソ
- おすすめできる人:長期滞在者、法人、リモートワークされる方
- 注意点:設置までに2日〜3日かかる。コンドミニアムの場合はWi-Fi設置の工事のために事前に管理事務所に許可(Work Permit)を取る必要がある
プリペイドWi-Fi
プリペイドWi-Fiルーターはショッピングモールで大体2000ペソ程度(データ付き)で買うことができます。購入後にオンラインで本人確認と登録作業を行うだけで使えるため、すぐにその日からWi-Fiを使いたいと言う場合には便利です。
- 速度:携帯と同じ程度
- 初期費用:2000ペソ前後
- 月額費用:1000ペソ前後
- おすすめできる人:長期滞在者、法人、リモートワークされる方
- 注意点:SmartとGlobeともに無制限プランはなく、200GBなどの容量制限がある
ポケットWi-Fi
ポケットWi-Fiにコスパが良いと言う理由で主にフィリピン人に使われています。最近だと5GタイプのポケットWi-Fiが出ていますが、端末代だけでも8000ペソするため、コスパとしては微妙です。
- 速度:携帯より遅い
- 初期費用:1000ペソ前後
- 月額費用:1000ペソ未満
- おすすめできる人:携帯にテザリング機能がない方、常にフィリピン国内動き回る方、速度を重要視されない方
ポケットWIFIは外国人にはとってはあまり一般的ではありません。ダイビングで島を転々とされるダイバーの方が使っているのをみたことがあります。
おすすめWi-Fiの会社ランキング
第1位:GLOBE
日本人がフィリピンに初めて移住して家にWIFIを引く時にまず選ぶことになるのがGlobe(グローブ)になります。長期保有に入居したときも備え付きのWifiは大体Globeとなり、コンドミニアムのコンシェルジュにWi-Fiについて聞くと大体Globeを勧められることになるかと思います。
- 対応しているエリアが広い…都市部であれば対応していないコンドミニアムやビルはほぼないといっても過言ではないでしょう
- 外国人フレンドリー...外国人でも英語オンリーですぐに申し込むことができます。
- 申し込みから設置まで早い…外国人フレンドリーで申し込みから工事まで2日〜3日と早い。入居前に申し込んでいれば入居当日から使うことがdきる
プラン | 料金 |
---|---|
100Mbps | 1299ペソ |
200Mbps | 1799ペソ |
400Mbps | 2199ペソ |
600Mbps | 2699ペソ |
1Gbps | 5999ペソ |
1.5Gbps | 7499ペソ |
Globe公式サイト:https://new.globe.com.ph/gfiber
第2位:Converge
Converge(コンバージュ)は、フィリピン人から最も愛されているといっても過言ではない回線会社です。通信速度と安定性には定評があり、コスパも良いため、フィリピンに長期滞在する場合は最もおすすめできる回線と言えるでしょう。
一方で2位にしているのは、2024年6月現在「外国人名義での申し込みは極めてハードルが高い」からとなります。特にフィリピンに来られる方、英語が不自由な方の申し込みはほぼ不可能といっても過言ではないでしょう。
フィリピンの配偶者がいて、その方の名義で申し込みができる方、法人を持っている方にとっては間違いなくベストチョイスといえるでしょう。
プラン | 料金 |
---|---|
200Mbps | 1500ペソ |
400Mbps | 2000ペソ |
600Mbps | 2500ペソ |
800bps | 3500ペソ |
1Gbps | 7500ペソ |
- コスパと安定性は抜群…大手2社と比べて安いプランもあり、コスパが良い
- 外国人に全くフレンドリーじゃない…外国人は前入金を6ヶ月分+複雑なプロセスが必要であり、個人で外国人が申し込むのはほぼ不可能(2024年6月現在)
- 実店舗が少ない…都市部にある実店舗は限られていて、自分で店舗に行って申し込むのは困難
Converge公式サイト:https://www.convergeict.com/
第3位:PLDT
PLDT(ピーエルディーティー)は、多くの実店舗があり、申し込みやすいのが特徴になっています。また日本人の多くの方が使うSimカード「Smart」と同じ会社になっており、携帯と一緒にWi-Fiに申し込まれる方も多いです。
プラン | 料金 |
---|---|
200Mbps | 1699ペソ |
400Mbps | 2099ペソ |
600Mbps | 2699ペソ |
1Gbps | 9499ペソ |
- 外国人にフレンドリー… Globeと並び大手であり、外国人でも申し込みやすい
- フィリピン人からは大不評…夜中になると止まる、メンテナンスで丸1日使えないなどの理由でフィリピン人からは大不評。SNSなどの評価も低い
- 実店舗が多い…大きなショッピングモールの中には大体Smartが入っているので、なにかあったら店員に直接対応してもらえる
PLDT公式サイト:https://pldthome.com/fiber
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フィリピンのインターネットに関する質問
フィリピンのインターネットは早い?
フィリピンに短期滞在するだけの場合はどのWi-Fiを選べば良い?
スマホのテザリングを使う方法、プリペイドのWi-Fiを利用する方法、宿や住居の備え付きのWi-Fiを使用することです。Airbnbの場合や6ヶ月滞在の賃貸でも家にWifiをデフォルトでつけてくれている物件は多々あるので、そちらを活用するのが最も快適にラクにインターネットを利用することができます。
フィリピンのインターネットで気をつけることは?
インターネットで困ったらどうすればいい?
SimカードはGlobeとSmartのどちらがおすすめ?
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