【永住権取得者が語る】フィリピン移住完全ガイド。費用、ビザ、メリット

数年前に旅行でたまたまマニラにきたところ、完全にフィリピンの魅力に取り憑かれてしまって、今ではコンドミニアムを購入、永住権までとってしまった日本人がフィリピン移住のいいところをご紹介します。

この記事の著者

アベ教授

フィリピン不動産ブローカー”アベパッド”代表。マニラ在住。マカティ、BGC、マンダルヨンエリアの中古コンドミニアム売買を専門的に扱う。自身もコンドミニアム保有。著書「フィリピン不動産で人生変わった」

【2023年】フィリピン移住のメリット

物価が安いため、貯金がしやすい

フィリピンでは、一部の高級エリアを除けば、日本の1/3〜1/2程度の物価となります。

日常の食事や生活必需品の費用が国内よりも安くなるため、生活費を大幅に節約することができます。

例えば、レストランやカフェでの食事が手頃な価格で楽しめたり、地元の市場で新鮮な食材を手に入れることができたりします。居住費用も日本と比べると安いため、同じ給料でも、貯金がしやすくなります。

英語が広く通じる環境

フィリピンは、英語が公用語として使用されており、多くのフィリピン人が流暢に英語を話すことができます。

そのため、英語が得意な方にとっては、コミュニケーションにおいてハードルが低い環境と言えます。

英語がビジネスや教育の分野で広く使用されているため、国際的なキャリアやビジネスチャンスを追求するのに最適な場所となります。

温暖な気候と美しい自然環境

フィリピンは一年中温暖な気候であり、常夏の国として知られています。

日照時間が豊富なため、暖かい気候を楽しむことができます。

さらに、フィリピンには数多くの美しい自然環境が広がっており、白砂のビーチ、豊かな熱帯雨林、壮大な山々など、自然愛好家にとっては天国のような場所です。

世界屈指の親日国

フィリピンは、日本、スペインやアメリカの植民地出会った歴史があり、様々な外来文化の影響を受けてきたことから、多様な文化が共存している国です。親日でアニメ、音楽などに高い関心があるフィリピン人は多くいます。

日本人であるということだけで安心されたり、トクすることが多い印象です。

ビジネスチャンスと投資環境

フィリピンは経済成長が著しく、ビジネスチャンスが豊富に存在しています。

観光、BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)、農業などの分野での投資や起業が盛んであり、多くの成功事例があります。

さらに、フィリピン政府は外国人投資家に対して様々な優遇策を用意しており、ビジネス環境を整備しています。

フィリピン移住でおすすめのエリア

フィリピンの都市にはそれぞれ魅力がありますが、中でも移住未経験者が移住しやすい都市を3つ厳選して紹介します。

マカティ

初めての海外移住におすすめの都市として一番に挙げられるのがマカティです。

マカティはフィリピンのビジネス中心地であり、経済的な活動が活発に行われています。

日本で言うと東京の港区のような街となります。

高層ビルやショッピングモール、レストランなどが集積しており、都会の便利さを満喫できます。

治安が比較的安定しており、外国人居住者も多く、国際的なコミュニティが形成されています。

ビジネスチャンスやキャリアの発展を追求する方にとって魅力的なエリアです。

  • ビジネスの中心街…BGCには多くの高級レストラン、ショッピングモール、エンターテイメント施設などが集まっており、東京さながらの便利な生活を送ることができます。
  • 治安が良い…治安が比較的安定しており、外国人居住者も多く、国際的なコミュニティが形成されています。
  • 物価は平均〜高い…マカティは、エリア(町)によって大きく物価が異なります。マカティの中でも中心部は、全て外国人価格で東京並み、またはそれ以上の物価となります。
マカティ移住がおすすめの人

◎パワフルな都会の空気の中で暮らしたい人、一人暮らしでナイトライフを楽しみたい人、外資系企業で働きたい人

△限界まで費用を抑えて移住したい人

BGC

BGC(ボニファシオ・グローバル・シティ)は首都マニラの中心地に位置し、近年急速に発展を遂げた都市エリアです。

日本で言うと銀座のような街並みとなります。

  • 豊富な商業施設…BGCには多くの高級レストラン、ショッピングモール、エンターテイメント施設などが集まっており、東京さながらの便利な生活を送ることができます。
  • 英語が通じる割合が高い…フィリピンといえども地方に行くと英語が通じないことがあります。BGCは外国人が多く住んでいることから、ほぼ100%のお店で英語を使って会話をすることができます。
  • 高い安全性…24時間の警備体制や監視カメラの設置など、セキュリティ対策がしっかりと整っています。治安の面での安心感があり、外国人居住者にとっても安全な居住環境となっています。
  • 物価は高い…フィリピンの中で最も物価の高いエリアになります。東京の港区並みの生活費用がかかります。
BGC移住がおすすめの人

◎家族連れ、子供に高いレベルの教育を受けさせたい人、女性の1人の移住、きれいな都市で暮らしたい人

△月収20万円以下の方、限界まで費用を抑えて移住したい方

セブ島


セブはフィリピンで2番目に大きい都市で、移住に人気のエリアです。

街の規模的にもちょっと都会の沖縄に移住するイメージだと思っていただければわかりやすいでしょう。

  • 自然に囲まれた都市…美しいビーチやダイビングスポット、リゾート地が点在しており、自然環境の美しさを満喫できます。ショッピングモールやレストラン、国際空港など都市部の便利さも備えています。
  • 英語が学びやすい環境…日経の語学学校がたくさん点在していて、物価も都市部と比べると安いため、英語を学びたい日本人に人気の都市となっています。
  • 安い物価…メトロマニラと比べると全体的に物価が安く日本の3分の1程度の生活費で過ごすことができます。¥
セブ移住がおすすめの人

◎リゾート地で暮らしたい方、英語を学びたい方、費用を抑えて移住したい方

△都会の刺激がほしい方

フィリピン移住の移住費用

フィリピンというと大体安いというイメージがありますが、実際はそうでもありません。

電化製品、家具、コスメなど輸入品は日本の1.3倍〜2倍くらいします。

スムーズかつコスパ良く海外移住を実現するために、2024年フィリピン移住に必要な大体の予算感をマニラで不動産屋を営む私の肌感に基づいてご紹介します。

移住費用の一例

  1. 居住費用:
    • 賃貸アパートメント(1ベッドルーム): 月額約 30,000〜50,000ペソ(約60,000〜100,000円)
  2. 日常生活費:
    • 食品と生活必需品: 月額約 10,000〜20,000ペソ(約20,000〜40,000円)
    • 公共交通機関(バスやジプニー): 1回の乗車で 8〜20ペソ(約16〜40円)
  3. 医療費と保険:
    • 一般的な医療保険: 年間約 30,000〜50,000ペソ(約60,000〜100,000円)
    • 緊急事態時の病院費用(手術や入院): 事例によりますが、数十万ペソ(数十万円)以上かかることもあります。
  4. 子供の教育費:
    • 公立学校: 登録料や学用品などで年間約 10,000〜30,000ペソ(約20,000〜60,000円)
    • 私立のインターナショナルスクール: 年間授業料300,000〜800,000ペソ(約600,000〜1,600,000円)
  5. ビザと手続きにかかる費用:
    • 観光ビザの更新料: 年間約 8,000〜15,000ペソ(約16,000〜30,000円)

居住費(家賃、電気ガス代、水道代)

居住費は日本と比べても安いです。

フィリピンでは超都市部でも8万円程度でプール、サウナ、ジム付きのタワーマンション(コンドミニアム)に住むことができます。

電気代は日本とほぼ同等。ガス代はそもそもコンドミニアムにガスが設置されていないオール電化なところが多く、ほとんどのケースでガス代を支払うことがありません。

水道代は日本の1/5〜1/10程度となります。

食費

基本的には、フィリピンでの食品や生活必需品の価格は安価であり、レストランやカフェも手頃な価格で利用できますが、例外はいくつかあります。

例えば、肉と野菜は安く、乳製品(ヨーグルト、牛乳、チーズ)と輸入物は高いです。外食は現地向けのレストランなら300円とかでお腹いっぱい食べれるが、やよい軒に行くと1人2000円くらいします。

実際問題、食費はどれだけ自炊するか(外食と出前を頼むか)に大きく依存します。

生活費(生活必需品、交通費)

フィリピンでの生活必需品は安価です。

特にクリーニング屋がべらぼうに安く、都市部であればどこにでもあるので、多くの日本人は自分で洗濯せずにクリーニングを頼みます。

また、公共交通機関も安価で利用できるため、移動にかかる費用も抑えられます。地元の市場やスーパーマーケット、ドラッグストアを積極的に活用することで経済的に生活することができます。

医療費

フィリピンの医療費は比較的低いですが、それは現地人向けの最低限の医療であって、都市部の私立病院で日本と同等以上の医療を受けようとすると、保険が効かない分、基本的には自費なので日本よりも高くつきます。

海外の医療費は高い高いとよくいわれますが、健康保険が使えないだけで医療費そのものがべらぼうに高いわけではありません。

一例としては、インフルエンザになって治療薬をもらって日本人病院で検査を受けて、薬をもらった場合大体8000ペソ(2万円)かかるイメージです。海外医療保険に加入するなり、海外医療保険が自動付帯されているクレジットカードを持っていると安心でしょう。

教育費

日本同様、ピンキリで私立に通わせるのか、公立に通わせるのかに大きく依存します。

習い事文化は日本なく、くもんはフィリピン進出していたり、日本人向けの塾はあるが、塾という文化自体がフィリピンに浸透していません。

ただ家庭教師の値段は安いため、現地のお金持ちの子供は家庭教師つきっきりのことも。

ビザにかかる費用

ビザの種類によっては取得に数百万円かかるものもありますが、最初お試しでフィリピンに住むだけであれば観光ビザで良いため、大きな負担にはならないでしょう。

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関連サイト:土地登記庁(LRA) 国家住宅庁(NHA) 建設業者認可委員会(PAAB) 国土交通省

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