フィリピン賃貸物件の入居後やることリスト

本記事は、弊社経由(アベパッド社)にて賃貸物件を借りた方へ向けに「フィリピンで賃貸物件を借りられた方への手引き」として入居後に必要な内容をマニュアル化したものとなります。

この記事の著者

アベ教授

フィリピン不動産ブローカー”アベパッド”代表。マニラ在住。マカティ、BGC、マンダルヨンエリアの中古コンドミニアム売買を専門的に扱う。自身もコンドミニアム保有。著書「フィリピン不動産で人生変わった」

インフラ関連

電気料金・水道料金の支払いについて

基本的にはオーナー側は手配してくれるため、特に何か申し込んだりする必要はなく、入居の日にそのままお使いいただけます。

電気代の支払い:コンドミニアム側に直接払う場合と毎月ポストに電力会社から請求が届く場合の2パターンがある。前者の場合はコンドミニアムによってルールが異なるが、専用のカウンター等で支払うことができる。直接請求が届く場合は、請求書に書いてあるQRコードを読み込んでGCashで支払うことができる。

ガス代の支払い:基本的にフィリピンのコンドミニアムはガスが通っていないため、ガス代の支払いは必要ありません。

水道代の支払い:原則コンドミニアムに月1で直接支払います。コンドミニアムによって支払い方法はまちまちであり、現金支払いのみ・Gcash、銀行振込のみ・両方対応の3パターンあります。

Wi-Fiの導入方法

Wi-Fiは、日本同様月々決まった額を支払うポストペイド型(Postpaid)とプリペイド型(Prepaid)の2種類あります。どちらを申し込んだ方が良いかは、物件や使用状況によって異なります。

Wi-Fiルーターが備え付けられている場合:ポストペイドをオーナー経由で申し込むことができます。やり方はロビーに受付や管理会社に聞くと丁寧に教えてくれます。

Wi-Fiルーターが備え付けていない場合:プリペイドWi-Fiを購入されることをおすすめします。ルーター本体代が1000〜1500ペソ程度で、都度月毎に支払うことができ、いつでも契約を簡単に停止・再開することができます。

月150GB以上使うことが想定される場合:プリペイド型には、月々150GBまでといった制限があるプランしかなく、ポストペイド型のみ無制限プランがあるため、ポストペイド型に申し込んでいただく必要があります。GlobeかSmartの店舗に行くか、ロビーの受付で聞くと申し込み方法を教えてもらえます。

プリペイドWifiの導入手順
  • 手順①:GlobeかSmartの店舗へ行く
  • 手順②:プリペイド用のWi-Fiルーターを購入する
  • 手順③:Wifiルーターを電源に指す
  • 手順④:Gcashアプリを開く(アプリを入れていない場合はインストール)
  • 手順⑤:Load→Bloadband→Globe or Smartを選択
  • 手順⑥:表示されたプランの中から自分に合ったプランを購入する(Gcashにお金が入っていない場合は、セブンレブン等で入金する必要があります)
アベ教授
アベ教授

ちなみにWifi ルーターは英語で「wifi router」であり、ルーターというよりは、”ロウター”と発音しないと伝わらないので注意しましょう。

家賃の支払い関連

家賃の支払い方法にはどんなものがありますか?

契約書に記載された支払い方法へ従ってください。ここでは、基本的なパターンを3つご紹介します。

現金での支払い:毎月現地のブローカーが決められた日にマンションまで取りに来てくれます。

銀行振込での支払い:毎月決められた日までに指定の口座に振り込みます。家賃が10万ペソ以下であれば、フィリピンに銀行口座を持っていなくてもGCashから銀行振込をすることも可能です。

小切手での支払い:フィリピンで最も一般的な家賃の支払い方法で、小切手(Check)を契約時にブローカーに渡して支払います。フィリピンに銀行口座及びチェックアカウントを持っている必要があります。

アベ教授
アベ教授

事前に小切手だけしか支払いは受け付けないと言われていたとしても、オーナーに直接交渉することで銀行振込での支払いが可能になる場合があります。

電気代・水道代は家賃に含まれていますか?

基本的には含まれていないことが一般的です。ただホテルが運営しているホテルコンドミニアム(hotelcon)の場合に関しては必ずしもこの限りではありません。

共益費/Association Feeは家賃に含まれていますか?

はい、原則家賃に含まれており、オーナー側にて支払いがされます。物件によっては、家賃+共益費=トータルの家賃という形で分ける形で提示しているところもあります。

生活のご要望

家政婦を雇いたい

弊社が提携している家政婦をご紹介可能です。フィリピンの家政婦は掃除専門の家政婦と、料理や洗濯含む家事全般をやってくれる家政婦の2つがあります。

また両方ともスポット(単発)/ 定期契約の利用が可能になっており、スポットの場合は1回1500ペソ〜2000ペソ程度となります。

アベ教授
アベ教授

定期契約もすることができますが、まずはスポット(単発)で一度相性が合うかを確かめてから定期契約されることをおすすめします。

【駐在員向け】フィリピンの家政婦・お手伝いさんの雇い方完全ガイド

ウォーターサーバーが欲しい

大抵のコンドミニアムがウォーターサーバー会社と提携しており、フロントに聞けば業者の連絡先を教えてくれます。

既に物件にウォーターサーバーの機械が設置されている場合は、フロントにそのまま連絡し、機械が設置されていない場合は、Shopee、LAZADAなどのECから数千ペソで購入することができます。

アベ教授
アベ教授

最初に機械を買わなかったといけないとしても、フィリピンのウォーターサーバーのボトル料金は12リットルで50ペソ〜100ペソと格安で、かつ家まで水を運んでくれることを考えたら設置した方が賢いです。

家具を自分で追加設置しても良い?

はい、基本的には構いません。

ただ既存の家具を撤去する時はオーナーの確認を事前に取る必要があります。

備え付けの家具が気に食わないから撤去してほしい

弊社にいただければオーナーと交渉させていただきます。

食費を安く済ませる方法を知りたい

基本的にコンドミニアムの近くにある綺麗なモールに入っているスーパーは品揃えもよく高品質な分、「デパートのスーパー」のようなものなので、割高に設定されている場合が多いです。安さを求めるのであれば、Grabのお使い機能で現地のスーパーの食材を当日配達してもらうか、Lazada・ショッピーなどの通販アプリで購入する方法がおすすめです。

生活トラブル関連

コンドミニアムの鍵を無くしまった

コンドミニアムごとに大体お抱えの鍵の出張業者がいるため、ロビーの人に頼んで呼んでもらいましょう。

深夜でも大体30分〜1時間以内に来て合鍵を作ってくれます。

アベ教授
アベ教授

ロビーの人に頼む時は、”I lost my key. Could you call a keysmith for me?’といえば伝わります。

電気・水道が止まってしまったら

フィリピンで電気が止まってしまった時に考えられる原因としては、以下の3つがあります。

一斉停電、一斉断水デー:フィリピンではコンドミニアム、地域ごとにメンテナンス等の理由等で一斉に電気や水道が使えなくなる時間帯があります。大体は数時間程度〜1日程度で終了します。断水や停電が起こる前は、マンションの掲示板、チラシ等で必ず告知があるはずなので、事前によく確認しておくようにしましょう。

電気代・水道代の未払い:2ヶ月〜3ヶ月以上、電気代もしくは水道代が未払いだと電気を止められてしまいます。支払いをすると数時間後、翌日から再度電気が使えるようになります。

管理会社の共益費の未払い:管理会社がポンコツで共益費を払い忘れていると、電気、水道が停められてしまいます。管理会社にすぐ連絡して共益費を支払ってもらいましょう。

フィリピン賃貸の探し方完全ガイド。短期滞在から長期駐在まで

解約・契約更新関連

解約したい場合はどうすれば良いですか?

なるべく早い段階で管理会社、または弊社までお問い合わせください。

契約書の記載内容にもよりますが、大体は当月中に退去手続きをとることができます。契約満了前の解約は、デポジット(敷金)が全額没収されることが一般的です。

契約更新したい場合はどうすれば良いですか?

フィリピンは契約更新の際に家賃が上がることが商習慣的に珍しくないため、早めに交渉を行う必要があります。

なるべく早い段階で管理会社、または弊社にご連絡ください。

また契約更新の際は敷金は前の契約ときに預けていたものをそのまま、前家賃だけ再度払う必要があるというのが一般的です。

アベ教授
アベ教授

ただオーナー側もまた1から入居者を探すのは面倒なのと、家賃が発生しない期間が起こる可能性を嫌うので家賃アップと言われても、交渉次第で家賃を据え置きにすることができる場合もあります。

退去後、敷金はいつ戻ってきますか?

解約後の2週間後〜1ヶ月後に、銀行振込か現金で受け取ることができるケースが大半です。


本サイトの掲載内容は、提携先企業やデベロッパー等、信頼性が高いから入手した一次情報を基に、専門家が1人で執筆しております。正確を期すよう努力しておりますが、必ずしも正確性を保証するものではありません。最終的な契約等の決定は、売主から提示される契約書や販売条件記載書面を熟読された上、自己責任でご判断ください。本サイトでは2023月03月15日現在の為替レート(1PHP=2.5円)を採用しています。購入・支払時点の為替相場により、為替レートは異なりますのでご注意ください。

関連サイト:土地登記庁(LRA) 国家住宅庁(NHA) 建設業者認可委員会(PAAB) 国土交通省

海外ポータルサイトを運営。安心と信頼のフィリピン不動産エージェント
©︎2022 フィリピン不動産カレッジ All Rights Reserved

売買から管理まで一気通貫。 LINE追加で豪華5大プレゼント
LINEで相談する